more about HYPHEN

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"Put a HYPHEN(-) between one and another."

HYPHEN(-)という記号は2つの異なる言葉や概念をつなげてひとつの意味をもたらす役割を果たします。
それと同様に一見すると相反するものを繋ぎ合わせることで、そこに新たな価値や表現を生み出すことがこのブランドのデザイン コンセプトです。

真逆に位置するカルチャーやキャラクター、セオリーに則さない素材とデザインの組み合わせ、それらをブランドのフィルターを通すことで繋ぎ合わせ、どこか新しいデザインに昇華させます。

例えば、ブランドとして最初のテーマである"GO NERD"はヤンチャでイケてるスケーターというカルチャーとオタク(NERD)というキャラクターを繋ぎ合わせることで生まれたものです。
LOOKBOOKについても、あえて街中ではなく山の中でスケートに向き合う少年の孤独と縛られない自由さ、そして一人で好きなことに没頭する熱量を描き表現しました。

テーマのコンセプトだけでなく、素材とデザインや技法についても同様に一見すると相反する組み合わせを選び、ひとつのデザインにまとめながらもどこか違和感を漂わせるような仕掛けを施しています。
そのように、企画やデザインの全体を通して単純なまとまりや統一感だけでなく、どこか漂う違和感をわずかに感じる絶妙な均衡の組み合わせを意図的に行うことがこのブランドの表現の特徴です。

そして、この異なる2つを繋ぎ合わせるという役割や機能が自身がこれまでに10年近く携わってきたOEMという仕事との類似性を感じたこともブランド名の決定の大きな要因です。
ブランドと工場は日々協力しながらもやはり時には相反することがあり、その間を繋ぎ、双方と落としどころ見つけていくことがOEMの重要な役割の1つです。

このブランドを成長させ、日々力を貸してくれている生産者の方々に少しでも多くその恩を返していけるように、そしてOEMを含めた自身の活動の全てが日本の繊維業のこれから、未来を繋ぐ一助になることを目指しています。

 

HYPHEN Kim   

 

 

 

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